豊洲盛り土問題 責任は東京都!なぜ盛り土しなかった?都が独断で決定
豊洲市場の土壌汚染対策で主要建物下の盛り土がされていなかった問題、盛り土がされていなかった面積は、敷地全体の約30%と見られている。
豊洲市場の建物下 なぜ盛り土は行われなかったのか?
盛り土を行うべきだとする2008年の専門家会議の提言をうけ、東京都は別の専門家による「技術会議」を設置し、具体的な工事方法などを検討。
ところが東京都は主要な建物の地下部分には、配管等のための空洞を確保する必要があるとして、“盛り土は行わない” と独断で決定していたことが判明。
豊洲市場の安全性が問題となる事態に!
土壌汚染が明るみになった豊洲市場、このことに東京都はこれまで“盛り土” を行うことで安全が確保できたと説明してきた。
しかし、この説明が事実でないと分かった以上、安全対策の根本が揺らいだことになりかねない。東京都の主張してきた説明に信憑性が問われる事態に。
今回の“盛り土”がされていなかったこと、このことで得られるのは工期の短縮、工費の削減等。
小池百合子都知事は9月10日の記者会見で「間違った情報を与えることは、都政の信頼回復に逆行する。全都庁の職員を粛正したい」と強い口調で述べた。
また小池百合子都知事は、9月12日には副知事ら幹部を集め、施設の安全性確認や一連の経緯の調査に早急に着手するよう指示した。