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韓国大統領の絶対的権限と権力とは?歴代大統領も権力に溺れ憐れな末路に

   

韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人が国政に不当に関与したことが明るみに出て以来、朴大統領自身の言動にも疑惑が生じ、韓国民による大規模なデモに発展、退陣を要求するようになり、そしてついに12月9日国会が朴槿恵大統領の弾劾訴追案を可決しました。

このため朴大統領は、大統領という職務の執行を停止されました。これほどまでに、話題となる韓国大統領の権限や権力とはどのようなものなのでしょうか。

韓国大統領 絶対的権限と権力とは?

韓国の大統領というのは、国民が直接一票を投じて選挙によって選ばれます。大統領の任期は5年。5年の任期が終われば、その後の再選、つまり2期目はありません。それは憲法で大統領は1期限りと決められているため。

大統領には、韓国の憲法により国政の最高責任者として絶対的な職務上の権限が与えられています。それは外交、国防、行政、経済、立法、司法に至るまで、権力は絶大です。

例えば主な職務権限は、法案の拒否権、軍の統帥権、大法院長(最高裁判所長官)や検察総長などの任命権のほか、政府・軍・官公庁などの人事権に至ります。

さらに大統領には憲法改正の提案権、国家間における条約を締結・批准、宣戦布告、戒厳令の布告も行えます。

そして大統領在任中には、何らかの罪を犯しても、免責されることになっています。そのため大統領が任期中に行ったことを司法が問うことはできません。

このため大統領が、5年間の任期中に好き放題のことをやっておいても、大統領を交代するには5年後の退任を待つほかありません。(弾劾が成立すれば大統領職から直ちに罷免となるが、過去に弾劾が成立したことは無し)

このように韓国の大統領は、在任中は絶対的な権力を持っていますが、しかし一旦大統領の座から退任すれば、在任中の活動を厳しく裁かれるということが繰り返されています。

歴代の韓国大統領は亡命、暗殺、死刑宣告、自殺、無期懲役、身内のスキャンダルなど決まって憐れな末路となっています。

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