【ロシア ドーピング問題】陽性反応が出た選手の種目と検体数の一覧
- 7月18日に、世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームが、ロシアの国家ぐるみのドーピング問題を明らかにした報告書を発表。その報告書によると、ドーピング検査で陽性反応が出ていたロシア選手の種目と検体数が書かれている。
陽性反応が出ていた種目は陸上や重量挙げをはじめ、様々な種目に及び、検体数は合計で577個と、かなりの人数の選手がドーピングに手を染めていたことが分かる。
■ ドーピング検査で陽性反応が出たロシア選手の種目と検体数
陸上 139 重量挙げ 117 非オリンピック競技 37 パラリンピック競技 35 レスリング 28 カヌー 27 自転車 26 スケート 24 競泳 18 アイスホッケー 14 スキー 13 サッカー 11 ボート 11 バイスロン 10 ボブスレー 8 柔道 8 バレーボール 8 その他 43 合計 577 世界反ドーピング機関(WADA)は、ロシアは国家ぐるみでドーピングを行っていたとして、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでロシア選手団の全面的出場禁止を検討すべきだと国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)に勧告している。
—追記—
7月24日(日)
国際オリンピック委員会(IOC)は7月24日に開いた臨時理事会で、国家主導のドーピングが指摘されたロシアの選手団をリオデジャネイロオリンピックに出場させるかどうかについて協議し、IOCとしての判断を避け、それぞれの国際競技団体(IF)に扱いを委ねるとした。また、ロシア陸上界の国家ぐるみのドーピングを告発した女子中距離のユーリア・ステパノワ選手は一転、リオデジャネイロオリンピックの参加を認められなかった。
ロシア国内で「裏切り者」されるステパノワ選手が、リオデジャネイロオリンピックで、英雄視されるの快く思わないロシアに配慮したものと見られている。