NEWS XYZ



豊洲市場 地下ピットに溜まった水、「水道水と同じレベル」との見解!

   

豊洲市場の主要な建物の地下で、「盛り土(もりど)」がされていなかった問題で、専門家会議の平田健正座長が、初めて地下空間を視察し、溜まった水について、「地下水」との判断を示し、水質は「地下水は水道水と同じレベル」とした。

豊洲市場 地下ピットを地下空間や地下空洞と表現?

都が再設置した有識者による「専門家会議」の座長、平田健正放送大和歌山学習センター所長が9月24日、 豊洲の地下空間を視察後に記者会見し、「現時点でも安全だが、食の安全安心を考えれば、 上乗せ的な対策が必要」と述べた。地下の換気性を高めることなどを検討していくという。

東京都が行った地下水の成分調査では環境基準を上回る有害物質は検出されなかった。平田氏は「地下水は水道水と同じレベルで飲んでも大丈夫。地下水管理システムが動きだせば、引いていくだろう」とした。

さらに、都が行った青果棟など3棟の1階と地下空間の大気の測定結果も公表。 いずれもベンゼンが検出されたが、環境基準は下回っていた。視察に同行した専門家会議メンバーの中島誠氏は 「ベンゼンは車の排気ガスからも検出される。(地下空間の大気は)都内の外気と大差ないレベル」と説明した。

専門家会議は近く、初会合を開く予定で、平田氏は「築地の関係者にどうすれば納得した上で 安心して移転していただけるのか、意見を聞くことも必要」と話した。

(出典:スポニチ『豊洲たまり水は地下水「飲んでも大丈夫」平田座長が視察&会見』)

豊洲市場の問題で、「地下空間」や「地下空洞」と呼ばれているものは、『地下ピット』のこと。『地下ピット』とは、建物の配管が敷設され、メンテナンスをする空間のことで、一般のマンションから大規模施設まで存在する空間のこと。

『地下ピット』を、なぜか存在してはいけないもののように「空間」や「空洞」といった言葉で表現しています。

さらに、盛り土の問題で言えば、2008年の専門家会議の提言書では、“盛土こそが絶対に必要な対策だ”とはなっていません

市場移転反対の方や土壌汚染対策に不安を持っている方に「盛り土をするからより安心だ!」という説得するための材料に使ってきたものです。

今後、豊洲市場移転はどうなるのでしょうか。

 - 国内