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舛添要一氏の政治資金規正法違反の疑惑と政治資金の収入源について

   

高額すぎる海外出張旅費問題に始まり、公用車の不適切な利用問題、そして政治資金の私的流用問題など政治資金規正法違反の疑いの渦中にある東京都の舛添要一知事。

その舛添要一知事が5月13日午後、定例会見を開き、自身の政治資金の私的流用疑惑について説明を行った。

政治資金規正法とは
政治活動について国民にわかりやすいように、政治団体の届け出や政治資金の資金収支の公開、政治献金・寄付の制限などについて定める法律。

舛添要一知事の疑惑

舛添知事の疑惑は、政治資金規正法違反の虚偽記載の疑い。舛添知事が、国会議員時代の資金管理団体の収支報告書で、正月に行われた会議の費用として記載されているホテルへの支出が、実際には、家族旅行だった可能性があるとみられているもの。

舛添要一知事の政治資金収入源

東京都選挙管理委員会が、平成26年度における政治資金収支報告書を公表、舛添要一東京都知事の政治団体「泰山会」の収入の大半が、国会議員時代からの流用であることが分かった。

資料によると、泰山会の収入は5258万8410円。その内、政治団体からの寄付が4959万6689円(自動車無償提供40万円含む)、その他事業収入が289万円、借入金が10万円、他の収入が1721円とのこと。

寄付の内訳は、時期こそ4度に分かれているものの、全て舛添知事の参議院議員時代の政治資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」から。もちろん代表者名は舛添要一だ。

寄付の元は

読売新聞や毎日新聞の報道によると、グローバルネットワーク研究会の収入内訳は次の通り。

鳩山邦夫元総務大臣が代表を務める「新声会」:2000万円
東京都医師政治連盟:1000万円
新党改革比例区第4支部:525万円
その他繰越金などで、総額約5544万円

つまりグローバルネットワーク研究会解散時にあった資金残額(5544万円)の約89%が泰山会に流れ、泰山会収入の約94%を占めている格好だ。

もちろんこの中には、国から政党に対して支給される政党交付金も含まれており、政党(国会議員)に交付したはずのお金が、都知事の政治資金に流れていることになる。

出典:IRORIO「舛添都知事の政治団体収入、9割以上が国会議員時代の流用と判明

舛添要一知事の資金管理団体 政治資金収支報告書

◆ 参議院議員時代
・グローバルネットワーク研究会2013年分
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SD20141226/030.pdf
・グローバルネットワーク研究会2014年分
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/1148700020.pdf

◆ 都知事 就任後
・泰山会2014年分
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/uploads/shikin-ta-20151119-0_ta01.pdf

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